PANセラピー治療経過〜首肩、腰の痛み〜

細野クリニックの齊藤です。

クリニック診療後に行っている特別診療の中から

担当している患者さんの治療経過です。

患者情報

21歳 女性

職業 ダンス

<症状>

・右首の痛み 常にある

・左腰部痛 ダンス終わった後 痛みの出る箇所は変わる

・左足関節痛 捻挫を繰り返している 重心かけると痛む

骨格アライメントドック

<頸椎側面>

顎からの直線上に後頭骨がかかり

ラインとしては問題ない。

しかし、頸椎の前弯形成が消失し

コメカミからの垂直ラインと頸椎ラインが大きく離れてしまっている。

顔・肩のポジションが前に入りすぎてしまい、

首肩周りの筋緊張が強いことがおおよそ検討できる。

<頸椎屈曲位>

頸椎屈曲時、頸椎1〜4番にかけて

椎間関節の連動性が消失している。

顎と肩の位置は近いので外見上は可動域の問題は見られないが

骨格レベルでは大いに問題となる箇所がある。

身体の見立てを外見だけで把握するには限界がある。

このように骨格レベルで身体を検査していく必要性がある。

特に後頭部と頸椎1番の連動性が全くと言っていいほどなくなっている。

この後頭部ラインでの問題がある方は、症状が多岐にわたるケースが多い。

<頸椎伸展位>

頸椎伸展時、頸椎1〜5番かけての椎間関節の連動性が消失。

また頸椎7番もロックされている。

<頸椎正面>

頸椎正面では、頸椎3〜5番くの字を形成している。

日頃から頸椎に無理な外力、ストレスがかかっている可能性が強い

もしくは以前に大きな怪我をしている可能性もある。

また体幹の中心から顔のセンターが左側に位置ズレしてしまっている。

<腰椎>

腰椎・骨盤では、正面にて骨盤の傾きと腰椎の左への位置ズレが

認められる。

また、側面では腰椎が中心ラインよりも前方に位置ずれしている。

腰椎の回旋も認められる。

特に正面で位置ズレ始める腰椎4、5番は回線が強い。

肩の高さは左肩が高く、骨盤は右が高くと全体に身体を捻るポジションで常にいる状態

その全体のバランスから背骨ラインも回旋の位置ズレを形成してしまう。

治療経過

治療5回までの治療経過

<2回目来院時>

腰の痛みは消失

左足首の痛みは軽減し違和感が残る程度。

常にあった右首の痛みは、時間帯での変化が見られ踊った後にのみ出てくるようになった。

痛みの強さは同じくらい。

また、骨格アライメントとバランスチェックでの問題点から

睡眠での問題がないかを確認したところ寝つきが悪く

朝起きた時のダルさが強くなかなか起き上がれないとの事

<5回目来院時>

腰痛・足首の症状は消失

右首の痛みが残っており治療継続中。

睡眠の問題は日によって朝のだるさがあるが

寝つきが悪い日は無くなっている。

<今後の治療>

治療頻度は、月に1〜2回ほどのペース

治療後には、首の可動域が広がり肩の痛みも軽減するが

1週間ほど経過すると痛みが再度出現する。

ダンス後に首の痛みが出現してくるサイクルを繰り返している。

後頭部付近から頸椎上部にかけて強い筋緊張がある。

今回のケースは全体のバランスが回旋傾向が強い。

回旋の問題がなければ首の可動域を作っていく中でもある程度の

症状のコントロールは行えるが、

回旋がある場合は双方調整していく必要がある。

この回旋の問題は骨格レベルでの検査を行わないと確実な情報を知ることはできない。

顔のセンター、頸椎の動きを出していきながら

肩、腰、背骨ラインの回旋の問題も慎重に調整していく必要がある。