治療経過〜骨格アプローチによる痒み・赤みの改善〜

細野クリニックの齊藤です。

私、齊藤が担当している診療時間外治療「特別診療」にて

患者様の協力を頂きこのように治療経過をブログにて掲載しています。

今回の患者様は、顔を中心とした痒みと赤みの皮膚症状と、肩こり・腰痛・頭痛・めまい等の症状を訴えていました。

症状の変化とレントゲンでの骨格アライメントの変化を以下に記載していきます。

患者情報

30代 女性

仕事はデスクワーク

PCモニターが正面と右側に2台ある状態で作業をしている。

症状:

顔を中心とした痒みと赤み。

2017年から突然出現した。2016年に卵巣嚢腫による摘出手術を受けているが、特に因果関係はないとのこと。

皮膚科にてステロイドを含む薬を処方され使用している。

薬は時々つける程度にはなっている。

肩こり・頭痛は疲労時に出現。

座り姿勢が続くと腰痛も出現し、立ち上がり時にめまいが起こることもある。

骨格アライメントドック〜治療前〜

当院の骨格治療では、治療を行う前に必ず骨格のポジションを確認するためのレントゲン検査を行っています。

骨格治療を行う際に外見のみの情報だけでは骨格の状態を把握しきれず治療効果の影響だけでなく、安全性という点においても重要になってきます。

骨格にアプローチするのであれば必ず骨レベルで身体を検査して行く必要があります。

頚椎側面

頚椎の側面画像になります。

いわゆる整形外科的に言うストレートネックと言われる形をしています。

もちろん頚椎の前弯形成が消失してしまている事も問題ですが、

その頚椎のポジションが身体全体のポジション(特に頭部)との関係性がどれほど逸脱してしまっているかまで把握することが大切になってきます。

頚椎の形だけどうだけではなく、さらにその先の全体とのバランスの位置関係まで調べる必要性があります。

頚椎と頭部の位置関係は治療前19.94mm

この距離感は短い方が良いです。

距離が長いのは、体幹に対してボーリング玉ほどある頭が前に出てしまっている状態を指し、前に出てしまうためにそれを支える体幹の後面背部の筋肉が頑張って緊張が強くなり後方に引っ張る力が働き、結果頚椎の前弯を消失していきます。

頚椎屈強・伸展

 

頚椎側面での屈曲と進展の可動域。

屈曲では、頚椎7番まで顎がかからず距離として8.27mm

伸展では、頚椎7番までの後頭部との距離は53.56mm

治療経過として、関節の可動域を広げていくことが重要になってきます。

外見上動かせているように見えても、実際に骨レベルでは関節の連動性が欠けてしまっているケースが多くあります。

頚椎正面

頚椎正面では、体幹と顔の位置関係を見ています。

体幹の中心から12.82mm左側に位置ズレしています。

もちろんのこと体幹の真上に顔のセンターが乗っている状態の方が

身体の本来の働きが発揮できます。

頭には身体をコントロールしている脳があり、情報交換に必要な神経は脳から出て背骨の中を通ります。

純粋に考えて欲しいのですが、このレントゲンのように顔が体幹センターから左側に位置ズレし、背骨の頚椎ラインも左側に位置ズレをしている状態で本来あるべき働きが行われているでしょうか!?

私たちの答えはNOです。

このようなポジションの位置ズレ・関節可動域の減少を改善していくことを目的に治療を行なっています。

治療経過

治療開始前のバランスチェックでは、股関節と肩関節に左右ともに可動域の制限があり、MMT筋力検査では両上肢・下肢ともに力が入らない状態からのスタート。

治療のスタートは一貫して、関節可動域制限とMMT筋力低下の回復を行い全体のバランスを整えて行く。

バランスを整えて行く中で、症状の変化や患っている症状によってさらに治療の方向性が細かく細分化されていく。

治療開始全体のバランスを整えるだけでも痒み・赤みのトーンが軽減し始める。

治療5回目の時には治療開始時を10として5〜4ぐらいまでにトーンが減少。

肩こり・頭痛も気にならない日が増え、腰痛・めまいに関しては症状でなくなっている。

痒み・赤みと肩こり・頭痛は仕事の忙しさに比例して波があるため治療に合わせてエクササイズも導入しセルフケアでも緊張をとるようにして忙しさに影響されないようなレベルにまで行けるように治療継続中。

仕事している時のPC2台を見ながらの作業姿勢時の緊張が症状の波を作っている可能性が強い。

骨格アライメント比較

頚椎側面

治療前→治療後

 → 

頚椎と頭部の位置関係

治療前は19.94mmの距離感があったが、現在12.53mmまで距離感が短くなり以前よりも体幹の上に頭部が位置するようになっている。

頚椎屈曲

治療前→治療後

 → 

頚椎屈曲は治療前は、頚椎7番まで届かず-8.27mmだったが、

現在頚椎7番まで届くようになり+6.84mmと可動域が広がっている。

頚椎伸展

治療前→治療後

 → 

治療前は後頭部が頚椎7番まで-53.56mm

現在は頚椎7番まで-7.40mm

伸展の方も可動域の増大が認められました。

頚椎正面

治療前→治療後

 → 

治療前は体幹のセンターに対して顔のセンターが12.82mm左に位置ズレしていました。

現在は、9.11mmとセンターにより始めています。

それぞれのポジション、可動域と変化としては悪くはありません。

ただまだまだ顔のセンターを含めさらに良い位置に変えて行く必要性はあるため治療で位置を変えていきエクササイズで緊張のレベルを下げて行く二人三脚でさらに健康レベルを上げていこうと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする